2008年07月06日

本気ですか

履歴管理制度、食品全般に拡大…政府が検討

牛肉レベルのトレサビを他の食品に・・・?

無茶な話ですね・・・。

国内のウシ・ブタレベルの個体数ならほとんどの出産にスタッフが立ち会いますから一頭一頭にICタグが付けられます。
でも、勝手に生まれているようなもの・・・例えば鶏肉やましてや海やイケスの中で生まれている魚介類、植物だって外から花粉が飛んでくる環境なら、狙ったとおりの交配が100%なされている保証はない訳で。

ネタですが、
牛乳工場は搾乳機をウシの数だけ用意して、1頭ごとに使い分けてもらう。
ウナギは全長3cmほどの稚魚にも容赦なくICタグを打ち込む。
根菜は異物混入のクレームを恐れず、中にICタグを埋め込む。
鶏卵は手品師を呼んで殻の中にICタグを入れる。



何より、タグ代やタグを付ける作業よりもその後の履歴を追う工程の方が手間とお金がかかるのでねぇ。


国産牛肉だってトレサビシステムとしてはかなり上出来ですが、扱う人間のモラルや運用が伴わなければ意味が無いことは「丸明」で証明済みです。

「個体識別番号使いまわし」(飛騨牛1頭とクズ牛9頭買ってきて、パック肉に加工した後に飛騨牛の個体識別番号を各パックに貼る)とか、僕のレベルで抜け道が思いつくような制度でいったいどれだけの成果があがるのか・・・。
そして真面目にやってる業者にどれだけの負担増とモチベーションダウンをもたらすのか・・・。


消費者の皆さん、真面目にこの制度に取り組む企業は絶対に評価してあげて下さい。
評価するって事は、「すごいね」ってブログに書くだけではなくて、
・2〜3km遠くてもその店に行く
・2〜3割高くてもその商品を買う
・雨でも寒波でも他の店よりその店を利用する
・もしくは送料を払ってもその店を商品を買う
・株を買う
など本当にその企業の利益に貢献する行動の事です。
拍手でメシは食えません。企業が取り組む価値が生まれません。


以前、とあるアイスクリームメーカーさんが消費者の要望に応えて添加物不使用のバニラアイスを頑張って開発したそうです。
子供を持つお母さんからは絶賛で迎えられたらしいです。

ところが・・・売れません。

なぜか?

お店では、子供がチョコミントやストロベリーなどきらびやかなアイスクリームを選んでしまうんです。

お母さんは子供を愛するために添加物フリーのものを選びたいんですが、子供を愛しているからまた、子供の喜ぶものを選んでしまうんです。
ストロベリー:1.5票  無添加バニラ:0.5票 でストロベリー氏、当確です。

よほどお母さんのモチベーションが高く、「そんなのダメ! こっちのバニラにしなさい!」と言えるような人が多ければなんとかなったんでしょうが、頑張って開発したスタッフは非常にガッカリしてるでしょう。 そして会社としてもそれなりの赤字を出したでしょう。
顧客の要望に応えるってことはそれなりにリスクを伴うんです。



さて、ちょっと話がずれましたが「なぜ偽装するのか?」から考えないといかんと思います。

それは簡単に「偽装した方が得だから」です。

じゃあ、「偽装すると損」になるようにすればいいのでは?

罰則金より利益の方が高ければ、今後もやるヤツはうじゃうじゃ出てきます。
そりゃ駐車料金の方が罰金より高ければ使う気しないでしょ。

罰則金をめちゃくちゃ取りましょう。
そしてそれを内部告発者の保護や真面目に取り組んでる企業への補助などに回します。 そうして、お互いに監視の目を意識して「やったら損」という形にすれば件数は激減します。


そして、消費者の皆さんによる社会的制裁もお願いしたいです。

「偽装した会社を許さない!」というのであれば、雪印だけでなくそこから役員が流れた関連会社やM&Aで名前を変えた会社も許してないですか?
そもそも把握している人が少ないのではないでしょうか?
「雪印とか許せないよねぇ」とか言いながらMEGMILKやロッテアイス買ってたら笑い話にもなりませんしね。


買う側が「喉元過ぎれば・・・」では、第二第三の雪印が出てきます。


行政・消費者が冷静かつ的確に対応して挟み撃ちにすれば、偽装なんて過去のものに出来るはずです。


今回のこの制度について、意外とブロガーの皆さんが冷静に批評しているのに希望を感じます。
posted by フコイダン at 09:42| 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
全く同意見です。
頑張っている会社を評価してあげましょう。
でも、頑張った会社も『頑張った』と自己満足せずに、
頑張っていることをきちんと伝えないと。

企業の赤字・黒字は市場評価です。
赤字の会社は、何らかの理由で市場から評価されていないのです。
商品が悪いのか?単価が低すぎるのか?販促が下手なのか?
とにかく、評価される努力が必要です。

偽装で作られた評価は、真の評価ではないですよね。
制度の早期確立と偽装が無くなる日が早く来ることをを望みます。
Posted by キッチンリーダー at 2008年07月06日 22:50
どうもです。

経験則かもしれませんが、ホントに頑張って商品作っている会社って、結構販促やPRが下手で・・・。

でも初めて見る商品って、第一印象から情報が入ってくる訳ですからそこで他と差を埋められたり抜かれたり・・・。

ネットの口コミとか、調べる手立てはいろいろ増えましたけどね。
Posted by フコイダン at 2008年07月08日 00:12
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